1960年代のデビュー以来、本来のユーザー層であるキッズたちだけでなく、大人たちまで夢中にさせているのがホンダモンキーシリーズです。スーパーカブ系4ストローク水平50cc単気筒を、小さなボディに搭載。カスタムパーツがふんだんに用意されているので、改造する楽しみがほぼ無限にあることが大きな魅力です。スペシャルパーツ武川などのカスタムパーツを予算を気にせずにガンガン組んでいけば、DOHCやデスモヘッドのスペシャルモンキーが作れます。しかし、ここに紹介するモンキーのような、125cc4気筒はさすがに無理です(笑)。その姿と排気音のギャップを楽しんでください。モンキーの車体サイズと、4気筒エンジンのサイズのバランスも絶妙です。www.wirthwein-motor.deこの4気筒モンキーを製作したのは、ディーター・ハルトマン-ヴィルトヴァインさん。まるで模型のような4気筒エンジンですが、ちゃんと人を載せてしっかり走ります。車椅子の上で笑顔を見せるのが、製作者のディーターさんです。後ろは奥様のペトラさん、そして右は息子のファビアンさんです。www.motocykl-online.cz自作の4気筒シリンダーが、オリジナルモンキーのクランクケースにつながる構造です。www.motocykl-online.cz動弁方式はOHCで、カムシャフト駆動はコグドベルトによるもの。ポートの小ささに注目してください。www.motocykl-online.cz//www.youtube.com/embed/BOuVBV4Jq6g?rel=0Vierzylinder-Monkeyyoutu.beこちらのムービーでは、ディーターさんの4気筒の走行シーンを見ることができます。遠目にはフツーのモンキーなのに、サウンドはまるで1960年代のグランプリロードレーサー、ホンダRC4気筒のようなので、そのギャップに思わず笑みがこぼれてしまいます。いやいや、世の中には面白いモーターサイクルを作る人がいるものですね〜。