ロレンス編集部で初めてツーリングにいってみた[1]「マニアックなバイクばかり集まったもんだなぁ w」

ロレンスはバイク好きが集まってできあがっている。そんなバイク好きのロレンス編集部で、ツーリングに行こうとなるのは当然のこと。梅雨に入ったと西から知らせが届いた週末の土曜日。昨夜の大雨もすっかり上がって、以前から予定していた初めての編集部ツーリングへ出発しようと、広尾にある事務所の前に集まった、ロレンスの記者たち。左からクラシックバイクのエキスパート・宮崎記者。中央は私の古い友人で元レーサーのヒロシ。紅一点は「編集長、教えてシリーズ」の連載が好評のアキコ記者。そして写真を撮る編集長の私の4人で出発します。
ロレンス編集部はなかなか個性的なメンバーが集まっている。なのでツーリングに出かけるバイクももちろんマジョリティなマシンではなく。私の愛車は1982年式のKawasaki Z1000J。バイクとしてド定番のようなコンポジションながら、いまでも大人気のローソンレプリカと違って、逆にあまり見かけなくなっている1台。
元レーサーのヒロシが乗ってきたのは、2006年式YAMAHA MT-01S。ヒロシらしく、かつてのヤマハのレーサーTZカラーをまとったスペシャルモデルだ。1700ccという巨大な狭角Vツインエンジンを、スポーツネイキッドにレイアウトした、他にあまり類を見ないマシンだ。
ロレンスでは唯一の専門家といえる、ビンテージバイクの第一人者である宮崎記者が乗ってきたのは、これがまた珍しいバイクです。1980年のHonda EARA。エアラはホンダマチック自動変速機という、いわゆる自動車では一般的なオートマを、初めてバイクに搭載したモデルではないでしょうか。いまでもオートマチックシフトはバイクでは少数派だけど、エアラが発売されたのは1977年で、これは知らない方も多いと思われるレアマシンです。
広尾を3台で出発すると、慶応の手前あたりで3輪バイクの「Can-Am Spyder roadster」に遭遇。これはいきなりレアなバイクに出会いました。自動車並みの幅をもつフロント2輪は、どんな乗り味なのか興味津々だね。ロレンスでもいつかレポートしたいものです。
アキちゃんをタンデムしているので、二人乗りができる芝浦ICから首都高横羽線に上がり、横浜の大黒PAでひと休み。みなさんのツーリングルタイルは様々だと思いますが、この新旧おり混ざったマシンのロレンス・ツーリングは、のんびりと休憩ポイントも多めで走ります。
のんびりツーリングでかかせないのはやっぱりおいしいものを食べること。大黒PAではちょっと遅い朝ご飯をいただきました。そしてバイク好きが集まれば、バイク話に花が咲きます。元レーサーのヒロシと宮崎記者は、1990年頃の日本のレース界について熱く語り合っています。アキちゃんは話題が深すぎて全くついて行けない様子です (^_^;)
この頃のサービスエリアはグルメのレベルがとても高い。大黒ふ頭PAのスナックエリアで私がいただいたのは、「大黒つけ麺冷盛 850円」。これはなかなかのお味でした。濃厚な魚介スープにたっぷりのネギと具材。これを食べるために、大黒PAまでバイクを走らせてもいいかもと思わせるおいしさです。
家族はみなバイク乗りだというアキちゃんは今回はタンデム担当です。バイクになれていないアキちゃんのヘルメットの調整をする、英国流のベルスタッフに身を包むジェントルマンの宮崎記者。そんなアキちゃんが、ロレンス編集部員として免許を取って、バイクデビューする日も近いのではないでしょうか。今回の初ツーリングでエスコートする私たちの責任もなかなか重大かもなぁ (^_^;)
そんなカンジでスタートした、ロレンス編集部による初めてのツーリング。このデコボコな趣味の3台のマシンで、この後は横浜横須賀道路を経由して三浦半島を目指します。バイク好きが集まって発信している、ロレンスのリアルな気分がこの企画で伝われば幸いです。
ロレンス編集部で初めてツーリングにいってみた[2]に続きます。

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*REVOLVER dino network 投稿 | 編集