【バイク無知ガールが教える?バイク用語】第42回:電子調整式サスペンション

こんにちは。今日もバイク用語学んでいきましょう!!今日のお題はこちら。
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電子調整式サスペンション
「サスペンション」とは本体と車輪を装置のつなぎ合わせるものですが。電子調整式ということはハイテクな機能でもついているのでしょうか?
今回も編集長に詳しく教えていただきましょう!
おしえてロレンス編集長〜♡
正しいお答え: from ロレンス編集長
はい、お答えします。
サスペンションは、スプリングやダンパーなどの働きで、バイクの乗り心地をよくしています。サスペンションがついていないバイクに乗ってみたらよくわかりますが、路面の細かいデコボコにもバイクが飛び跳ねることになり、バイクの操作もままならないことになります。そしてサスペンションは、乗り心地だけではなく、バイクが安全に走るためになくてはならないものなのです。
サスペンションは安全に走るための必需品
バイクは舗装路だとしても様々な路面状況の中を走っています。細かなデコボコや大小のうねりなどはもちろん、バイクが加速したり減速するたびにも、車体は上下運動をすることになります。サスペンションはこうした車体の動きに対して、常にタイヤが路面から離れないように押し付けているのです。路面のギャップなどでタイヤが路面を離れると、タイヤは空転することになりますし、ましてやコーナーリング中にそのようなことが起きれば、転倒ということにもなりかねないのです。
電子制御されるアクティブサスペンション
簡単ですがサスペンションの大切さは理解できたかと思います。「電子調整式サスペンション」とは、文字通りこのサスペンションをハイテクでコントロールして、バイクが走っている状況に対して最適化する技術です。アクティブサスペンションともいわれ、自動車では1980年の頃には、すでに高級乗用車などに実用化されていましたが、バイクではここ数年で発展し、スーパースポーツや大型ツアラーなどに採用されています。
ようやくバイクにも採用されはじめた技術
現代のバイクは、フューエル・インジェクション、トラクション・コントロール、ABSなど、様々な部分が電子制御されて日々進化の一途をたどっています。その中でも電子調整式サスペンションは、ようやく実用化されはじめた新しい技術です。バイクは加減速やコーナリングなどで常に車体の姿勢が大きく変化し、その安定を司っているのが、サスペンションの役割だというのは前述の通りですが、バイクの場合はその車体の傾きが大きく運動性能に影響を与えるため、自動車よりも実用化が難しかったのではないかと思われます。
より安全で快適なライディングのために
近年ではアクセルもフライ・バイ・ワイヤという電子制御になりつつありますし、スマートフォンなどでおなじみの加速度センサーでバイクの傾きなどを計測し、様々なセンサーから送られてくるバイクの状態を反映し、サスペンションが伸び縮みする強さを調整できるようになってきました。これにより、「レイン」「ツーリング」「スポーツ」といった走行モードをライダーが選択することでも、サスペンションの特性が最適化され、安全かつ快適なライディングができるのです。バイクの電子制御の進化には目をみはるものがありますね。
https://www.youtube.com/embed/Rc1W_z3snio?rel=0
● BMW Motorrad Dynamic Damping Control DDC
電子調整式サスペンションの仕組みがわかる映像です。

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