【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その3「MV AGUSTA Japan」
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【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その3「MV AGUSTA Japan」

世界グランプリを席巻したロードレース界の巨人「MV AGUSTA」
みなさんはMV AGUSTAというイタリアのバイクメーカーにどういうイメージをお持ちでしょうか。F4というまるでバイク界のフェラーリとも言える流麗なデザインのスーパースポーツマシン。あるいは年配の方なら、60年代から70年代にかけてジャコモ・アゴスチーニやジョン・サーティースといった、ロードレースの巨人たちがもたらした世界選手権での偉業でしょうか。あるいはメルセデスベンツの高級スポーツブランドAMGと資本提携したラグジュアリーなブランドイメージでしょうか。
貴族の文化から発展したことを今に伝えるブランド力
オートバイが貴族の乗馬文化から発展してきた欧米の歴史を考えると、MV AGSUTAのイメージはその王道から外れることなく今日に至っていると言っていいでしょう。MU AGSUTAブランドを復活させたF4とその後にリリースされたネイキッドのBRUTALEは、いまでも世俗を寄せ付けない雰囲気を纏うサラブレッドのような存在感で、世界のバイクメーカーでも異質なポジションを築いてきました。
貴族がカントリーをトレッキングするための愛馬
BMW S1000XRと同時に2014年11月に開催されたミラノショウで発表された「STRADALE 800」は、そんなヨーロッパの貴族的な雰囲気を感じる異色なアドベンチャーです。F4からダウンサイズしたF3の3気筒エンジンを搭載したストラダーレは、ロードレースで数々の栄光を刻んできたMV AGSTAのブランドイメージそのままにアドベンチャーシーンに登場しました。それは競走馬のF4に対してイタリア貴族がカントリーをトレッキングするための愛馬というカンジでしょうか。
これまでグランプリのイメージが強かったMV AGSTAもスポーツアドベンチャーの分野に参入してきました。この「STRADALE 800」もそのバックボーンを考えると、充分に「スーパーアドベンチャー」と言える性能を有していると思われますが、MV AGSTAではさらにスポーティな「TURISMO VELCOE 800 LUSSO」というスーパーアドベンチャーを用意しています。このヨーロッパメーカーによるスーパーアドベンチャーの闘いは見逃せないですね。
TURISMO VELCOE 800 LUSSO
www.mvagusta.com

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可愛さ重視のバイクのなかではピカイチ!ダサ可愛い、カワサキエストレアベースのカスタムバイクを発見
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米国最古のバイクブランド インディアンのブースも大人気だった!
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おっしゃれ!BMWのカフェレーサーは女子ウケもいいぞ
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【第42回東京モーターサイクルショー私的レポート(2)】BMWと日本のクリエイターの最強コラボレーションに驚愕。
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【第42回東京モーターサイクルショー私的レポート(2)】BMWと日本のクリエイターの最強コラボレーションに驚愕。

大人のバイクと、不良の匂いの両立という矛盾に挑んだBMW
BMWのオートバイに対する世間一般的な印象は、やはり裕福な医者か弁護士あたりが乗っていそうなラグジュアリーなツアラー、という感じなのではないか。もしくは、中高年が安全性と快適性を両立させた、二輪を乗ることにおけるリスクを極力排した大人のモーターサイクル。
その印象は事実BMWが狙うところだろうと思う。二輪の危うさを感じさせることや、過激な走りへの誘いは、より大きな市場を狙っていくうえでは百害あって一利なしだからだ。
だから、ハーレーやカワサキなどが湛える不良の匂いとは、BMWは別世界であっていいし、ドゥカティやアグスタのようなスロットルを全開にしろよといいたげなラテンの挑発とは無縁であってよい。僕はそう思うし、多くのBMW愛好者もそうであったと思う。
しかし、当のBMWはそう思っていなかったようだ。
安全で楽しい趣味のバイク。ラグジュアリーな大人のバイク。その素性は変えないままに、僕たちのバイク乗りの心に巣食う”永遠の不良少年”への憧れを、BMWモーターサイクルにまとわせようと考えたのだ。
実際、その第一弾プロジェクトであった、カフェレーサーカスタムのベースマシンとして最適なR nine Tのリリースと、日本のトップクリエイターとのコラボによるカスタムプロジェクトは、多くのバイク乗りを驚愕させ、改めてカスタム素材としてのBMWモーターサイクルへの関心を沸き起こさせた。
そして、今回BMW Motorrad Japanは、カフェレーサースタイルに飽き足らず、ボマー、いや、これまでの常識をはるかに超えるカスタムプロジェクトを発表したのだ。
しかも、そのプロジェクトは、敢えて若手クリエイターを起用するのではなく、業界の大御所とも言えるHOT-DOCK CUSTOM-CYCLESの河北啓二氏(下の写真の右)と、Ken's Factoryの永井健次氏(同 左)に託したのである。さらに驚くべきは、そのベース車両として選んだのが、BMWの中では最大排気量1648ccを誇る、重量級のツアラーK1600GTLだったことだ。
敢えて大人の中の大人、の超弩級ツアラーをカスタムベースに選ぶところが、BMWの本気度を示していると言えるだろう。
BMW Motorrad Japan は、日本のカスタムシーンを創り上げたレジェンド、河北啓二氏と永 井健次氏とともに、ニューコンセプト“MAKE LIFE A RIDE”のもと、オリジナルの K 1600 GTL を公開した。
www.bmw-motorrad.jp
日本のカスタムシーンを創り上げたレジェンドが K1600 GTL を全く異質な存在へと仕上げた!
Ken's Factory メタリックなボディに、バックステップxセパハン。見た目の流麗さとは裏腹に、相当にスパルタンなドラッグレーサー的なマシンだ。
メタルシートは、真冬はさぞかし寒いだろう・・・・
モスグリーンのボディは、ミリタリーモード全開だ。ターミネーターが巨大なライフルを背中に背負って跨がれば、そのままSF映画のワンシーンの再現である。
メカニカルであると同時になぜかオーガニック。生物的な要素を備えている。
「ひとつ上をいくラグジュアリー・ツアラーを、快適ではなく、じゃじゃ馬にした」(永井 健次氏)と言うように、この2台はもはやツアラーではない。
ベースのK1600GTLは、1648ccの水冷6気筒エンジンを搭載し、実に160馬力を発生させる。この2台がどれくらい軽量化しているかはわからないが、オリジナルの355Kgから比べれば相当に軽いはずだ。想像を超える走りを見せてくれるにちがいない。
BMW Motorrad Japanが今回見せてくれた本気は、大人のバイクで、裕福な層にしかとても手が届かないバイクであるということ自体は変わらないが、ただリスクを避けて安全な走行を目指すようなオトナの余裕をかなぐり捨て、これからの人生も攻めて生きるという覚悟を持った男達への意思表示だと感じた。
R nine Tは、女性でも十分に楽しめるし、またとてもよく似合う洗練されたカスタムでもあったと思うが、今回のK1600GTLカスタムは、やはり男向け、だ。野生をむき出しにして、スーツを脱げば、鍛え抜かれた筋骨がのぞく。そういう激しいバイクを楽しめる男だけにむけたメッセージだと僕は感じたのである。
K 1600GTL×IGNITE STRAIGHT 6 | BMW Motorrad スペシャルサイト
生き方以上のものは、つくれない。バイクも、人生もカスタムしてきた二人が、K 1600シリーズに新たな命を吹き込む。
ignite6.jp

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【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その2「Ducati Japan」
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【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その2「Ducati Japan」

ドゥカティからはもちろん「MULTISTRADA」です。2003年にリリースされたムルティストラーダはまさしくスポーツアドベンチャーの先駆けとなったモデルと言えるでしょう。
フータ街道を最高峰モデル999シリーズよりも速くアップライトなポジションで快適かつ爽快に走り抜ける事ができ、かつタンデムやツーリングでも扱いやすいバイク
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この開発コンセプトにも伺えるように当初からアドベンチャースタイルでスーパースポーツを目標としていたようです。発売当初はオフロード寄りアドベンチャー「BMW R1150 GS」がそのシーンで圧倒的に中心的な存在であったために、ドゥカティからリリースされた新しいコンセプトのムルティストラーダは時代を先取りしすぎていたのかもしれません。それから熟成を重ねいまのムルティストラーダは、毎年アメリカで開催される 「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」 で4連勝するなど、ロードレーサーとしての存在感を見せつけるものとなっています。
電子制御式サスペンションとライドバイワイヤ(電子制御スロットル)によるハイテク装備を満載したライディングフィールはあらゆるスポーツライディングに応えてくれるはず。スポーツアドベンチャーを超える「スーパーアドベンチャー」として現在のところ最強の1台であるのは多くの方の異論がないところだと思いますが、BMW S1000XRの登場でこの勢力図がどうかわるのかも楽しみです。

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【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その1「BMW Motorrad Japan」
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【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その1「BMW Motorrad Japan」

ライダーにとって桜の便りとともに毎年楽しみにしている東京モーターサイクルショウ。この季節、「花よりバイク」って方も多いことでしょうね。東京モーターサイクルショウの各メーカーブースではいま話題のマシンが多数展示されていますが、私はあえてスポーツアドベンチャーに注目してご紹介してゆきます。
進化するアドベンチャーに注目してみたい
近年、世界的な人気となっているアドベンチャータイプは、各メーカーでもすっかりひとつのカテゴリーとして定着してきた感がありますが、最近の傾向としてはよりオンロード性能を重視したスポーツアドベンチャーへシフトしているようです。さらに最速クラスのスーパースポーツに迫るモデルも登場しはじめて、オフロードバイクから出発したアドベンチャータイプの進化は、様々なバイクジャンルの中でも目覚ましいものがあります。
過酷なアドベンチャーラリーから誕生したデザイン
世界最大級のアドベンチャーラリーであった、パリダカールラリーのレプリカモデルとして誕生したアドベンチャータイプは、その出自ゆえにややマニアックなスタイルとして認知されていましたが、そのデザインはパリ〜ダカールという1万キロを超える長距離移動と、ターマックから極限の砂漠まで様々な路面状況を走破する必要性から生まれたものでした。これが一般ライダーにとっても、一般市街地からツーリングシーンまでを楽しむ多くのライダーに、徐々に支持されてゆき今のアドベンチャースタイルが形作られています。
アドベンチャーはバイクライフスタイルを体現する
現代はバイクライフも多様化してきています。ロレンスでも注目して紹介しているカフェレーサーを中心とした世界的なカスタムムーブメントもそうですが、いまは「どのバイクに乗るのか」というより「どうバイクに乗るのか」、バイクと私のかかわり合い方という「バイクと私との背景」に関心が高まっているのかもしれません。そんな中でアドベンチャースタイルは、単にツーリングに適したバイクということを飛び越えて、「アドベンチャー=冒険」という本来バイク乗りが持っている本質のようなスピリッツを体現しているのではないでしょうか。
長々としたアドベンチャー押しの前置きにおつき合いいただきありがとうございます。そんな思いから、私からはあえてスポーツアドベンチャーを中心に各社をご紹介したいと思います。まずはやはりBMW Motorrad Japanから発売が待ち望まれる「BMW S1000XR」でしょう。
アドベンチャーシーンに新しいフェーズが誕生する
BMWのスーパースポーツモデルの「S1000RR」のルックスをそのままアドベンチャーに移植したようなS1000XRはエンジンからフレームまでS1000RRとほぼ同じ構成といえるほどの意欲作です。BMWはまさにアドベンチャーの創始モデルともいえる、GSシリーズでこのジャンルのブームを生み出したメーカーですが、このXRでアドベンチャーシーンをまた新たなフェーズに私たちを連れてゆこうとしているようです。
オンロード性能を向上させてきたアドベンチャーにあって、このS1000XRはいっきにスーパースポーツの領域に食い込むスペックを持って登場しました。ストイックなライディングポジションを強いられるスーパースポーツに較べて、自由度の高いコンポジションとこれまでのアドベンチャーにはなかったコンペティティブなスタイリングは、日本の峠道でもスーパースポーツをリアルに凌ぐ存在になりうるのではないでしょうか。これはまさにスポーツアドベンチャーを超えた「スーパーアドベンチャー」と言うにふさわしいマシンです。
昨年11月のミラノショウで発表されたS1000XRはいまだに情報が乏しいですが、BMW Motorrad Japanではまだ未定と前置き付きですが、今年7月ごろには国内リリースがあるかもしれないとのことでした。アドベンチャースタイルを生み出したBMWが提案する新しい挑戦が楽しみですね。

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