細部まで作り込まれたスポーツスター・スクランブラー
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細部まで作り込まれたスポーツスター・スクランブラー

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新しいコンセプトで登場したドゥカティ・スクランブラーで、スクランブラーというスタイルを初めて知ったという方も少なくないと思いますが、元々は古いバイクレーサーのジャンルで、今のようにオフロードコースを走るために専用に開発されたモトクロッサーなどがない時代に、舗装されていない不整地コースで競うスクランブルレースに出場していたマシンをスクランブラーと呼んでいました。そこからモトクロッサーやトレールバイクと違って、オンロードバイクがベースとなったオフロードスタイルのバイクのことをこう呼んでいます。
カスタムスタイルとしても人気のスクランブラーですが、ハーレーの中でも軽快な車体をもつスポーツスターもその素材として、以前からよく選ばれてきました。このスポーツスター・スクランブラーもカスタムとして細部までこだわった完成度の高い1台となっています。
マフラーの取り回しがとてもユニークですね。テールライトの作り込みもスタイリッシュです。スクランブラーらしいクラシックな雰囲気を残しつつ現代的なセンスで仕上げられています。
このスポーツスター・スクランブラーは「MOTO LADY」というサイトで活躍する女性ライダー・BLONDEZILLAさんの企画によるもののようです。ベースとなるオンロードバイクから軽快なスタイルに生まれ変わったスクランブラーはとてもファッショナブルです。気軽に乗れそうな雰囲気は走る景色もいつもと違って見えそうですね。

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1950年TT・・・マン島TT今昔物語 #8(最終回)
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1950年TT・・・マン島TT今昔物語 #8(最終回)

だいぶ間があいてしまいましたが、シリーズ・マン島TT今昔物語の最終回をお送りします。
1世紀以上の歴史を持つマン島TTですが、1950年のTTは数あるマン島TTのトピックのなかでも、ひときわ大きなセンセーションを生み出した大会だと思います。第2次大戦前の1930年代、無敵艦隊という異名を授かるほどマン島TTで強さを発揮したノートン単気筒が、再びその速さを世界に誇示したのが1950年のTTでした。
1950年セニアTT(500cc)、マンクスノートンを走らせるG.デューク。
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第2次世界大戦が勃発する前の時代・・・1930年代末のTTは、1939年TTで優勝したBMWコンプレッサーのように、過給機(スーパーチャージャー)付きのマルチシリンダーが強さを発揮しました。戦後、過給機が禁止されたことにより、単気筒とマルチシリンダーの出力差は若干縮まりましたが、やはり高回転・高出力化に有利なマルチシリンダー車の出力的優位は明らかなものでした。
伝統の単気筒エンジンに固執したノートンは、車体を一新することで高出力なマルチシリンダー車に対抗することを志向しました。この時、白羽の矢が立ったのが「フェザーベッド」フレームという車体です。
フェザーベッドフレームはノートンオリジナルの設計ではなく、北アイルランドのレックスとクローミー、マカンザラス兄弟が考案したフレームです。この時代のモーターサイクル用フレームの多くは鉄パイプの接合に、重たい鋳鉄のラグを用いていました。フェザーベッドはこのラグを用いず、ステアリングヘッド部を起点・終点とする、2本のパイプによるダブルクレードル構造を最大の特徴としていました。
後期型フェザーベッド(ワイドライン)。初期はシートレール側がボルトオン構造でした。
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レイノルズ531マンガン-モリブデン鋼を使ったフェザーベッドフレームは、既存のフレームよりも軽く、そして高剛性でした。また旧来のプランジャーサスペンションを廃し、新たにスイングアーム機構を採用したことにより、後輪の路面追従性と乗り心地ははるかに向上。フェザーベッドという呼び名は、ノートンファクトリーライダーのハロルド・ダニエルの試乗後のインプレッション・・・「まるで羽根布団の上にいるみたいに快適だ」に由来するものです。
フェザーベッドフレームを採用した、1950年型マンクスノートン(ファクトリー車)。
www.motorcycleclassics.com
1950年TT、ファクトリーノートンを整備するクルー。
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迎えた1950年TT、ノートンファクトリーチームは、これ以上望みようがないほどの完勝劇を披露しました。ジュニア(350cc)クラスでは、A.ベル、G.デューク、H.ダニエルの順に表彰台を独占。最高峰のセニア(500cc)クラスではG.デューク、A.ベル、J.ロケットの順で再び表彰台を独占。高出力なマルチシリンダーのライバルをものともせず、ふたつのクラスで表彰台を独占したのです。
セニア(500cc)クラスの上位3人。左からJ.ロケット、G.デューク、A.ベル。デュークの向かって右後ろの背広の人物が、ノートンチーム監督のJ.クレイグ。
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この翌年の1951年度、G.デュークはノートンのエースとして、350/500ccの両クラスのライダータイトルを獲得します。またこの年より、ノートンはフェザーベッドフレームのマンクスの市販を開始し、以降市販マンクスはプライベーターたちの最良の選択肢のひとつとして、1970年代初頭まで多くのライダーに愛用されました。
ノートンがフェザーベッドフレームで示した、「優秀な車体・ハンドリングは、出力のハンディキャップを覆す」という事実は、その後広くモーターサイクルの世界で伝播することになります。フェザーベッド・ノートンで活躍したデュークは、1953年にイタリアのジレラに移籍し、フェザーベッドのノウハウを得たジレラ4気筒を駆り1955年まで世界GP500ccクラス3連覇を達成します。1950年代も単気筒に固執したノートンは、やがてフェザーベッドを模した車体を得たライバルたち相手にジリ貧となります。そしてレース活動に熱心になるあまり経営的危機に陥り、同国のライバルであるAMCグループ(マチレス・AJS)に吸収される運命をたどります。
フェザーベッドの影響が色濃い、カワサキZ1のフレーム。
www.gd-paint.net
また、量産モーターサイクルの分野でも、世界各国のメーカーはノートンフェザーベッドの影響を強く受けたフレームをコピー的に作りました。カワサキZ1/2、ヤマハRD56以降のロードレーサー(TD2など)、BMW /5シリーズ・・・いわばフェザーベッドは、第二次大戦後、1950〜1970年代のフレーム作りのひとつのベンチマークになったとも言えるでしょう。
2013年のマン島クラシックTTをマンクスノートン(レプリカ)で走るB.アンスティ。彼は現在のマン島TTの絶対コースレコードの保持者です。
mcintoshracing.files.wordpress.com
1970年代初頭に、一度市販レーサーとしての役目を終えたマンクスノートンですが、1970年代末に始まったヒストリックロードレースで再びその実力が脚光をあびることになりました。1980年代末には完全新車で再現したレプリカのマンクスノートンが販売されるようになり、今でもマンクスノートン(レプリカ)は、新車での購入が可能です。
公道でマンクスノートンの走りを楽しむために作られたモデル、トンキン・トルネード。ベースとなるのは、マンクスレプリカの第一人者、アンディ・モルナーの製品です。
www.motorcycleclassics.com
//www.youtube.com/embed/u7LwEG7Tptc?rel=0
The Right Line
youtu.be
市販のマンクスノートンは、M.ヘイルウッド、P.リード、J.レッドマンなどなど、数多くのGP王者、そしてチューナーを育てたモデルでした。この名市販レーサーのルーツが、その潜在能力を遺憾なく発揮した1950年TTは、やはり歴史的に特筆すべき大会と言えるのではないでしょうか。こちらのムービーは、当時のマンクスノートンのテスト風景をおさめたものです。ライディングをするのは、名手B.マッキンタイヤです。その走りの雰囲気を、ぜひムービーでご堪能ください。

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トランポにバイクを積む時の必需品「ラダーレール」では世界最強かも
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トランポにバイクを積む時の必需品「ラダーレール」では世界最強かも

ロードレースやモトクロスを楽しんでいる方には、バイクを運ぶトランスポーターは必需品ですが、そのトランポにバイクを積むためのラダーレールも欠かすことができないツールです。様々なタイプがありますが、この「SHARK KAGE」のラダーレールは世界最強かもしれません。アメリカンサイズのピックアップトラックと較べてもこの大きさ。一般的なラダーレールの3倍ほどの横幅がありますね。
トラックのあおりに固定すると豪快なベッド・エキスパンダーになります。
こちらはトラックのベッドに置いてカーゴスペースとして利用する例です。
トラックのベッドを覆う強靭なトノカバーとしても便利です。
サーキットやモトクロス場に着いたら便利なテーブルとしても使えます。
専用のテントを張れば日差しや雨をさえぎるタープに早変わり。
https://www.youtube.com/embed/f7rqoBrUSM8?rel=0
● Shark KageTM 1200 Aluminum Truck Ramps - #1 in Safety and Function
これは豪快なアメリカン的発想ですね。ただ日本でトランポの主流となっているワンボックスカーではこのラダーレールを積んだら肝心のバイクを積むスペースがなくなってしまうかも。
Shark Kage Truck Ramp - Your Ultimate Pickup Truck Accessory
The first 6 in 1 MULTI-USE RAMP for your pickup truck, Shark Kage attaches securely to your tailgate and is the better choice for loading motorcycles, ATV窶冱, and more.
www.sharkkage.com

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フランスのカスタムビルダーによる超レトロなドラッグレーサー「Sprintbeemer」
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フランスのカスタムビルダーによる超レトロなドラッグレーサー「Sprintbeemer」

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これには目を奪われました。何だこれは!と驚かずにはいられないマシンは、フランスのカスタムビルダー「Lucky Cat Garage」によるSprintbeemerと呼ばれるドラッグレーサーです。
この特徴的なまさしくロケットというにふさわしいカウルは、1950年代のロードレースで主流だったダストビンカウルを思わせるデザインです。ちなみに「dustbin」とは主に英国で使われるようですが屋外用ゴミ箱の意味だそうです。イギリスではこんな形のゴミ箱があったんでしょうか。
よくみるとライダーのヘルメットに招き猫のイラストが、、、ビルダーの名前となっているLucky Cat Garageって招き猫のことなんですね。
エンジンはBMW R100のフラットツイン。ドラッグマシンでよく見られるNOSも装備しているようです。大きなダストビンカウルにキャンディレッドの小振りなタンクの組み合わせ。ステアリング周りにはビンテージな雰囲気が見て取れますが、このマシン全体を覆っているのは懐古趣味ではなさそうです。
このレトロカスタムにボクは何だかロックを感じてしまいました。古いロカビリー音楽がいきなりサイコビリーになって現代に登場したような。レトロな雰囲気なのに古さを感じさせないSprintbeemerのセンスにはただただ驚かされました。
Sonic Séb Takes Another Crack at the Sprintbeemer
Sonic Séb of the Lucky Cat Garage takes his famous Sprintbeemer to the next level.
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光とテープでホイールを装飾するキットが新登場
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全日本モトクロス第5戦が神戸空港の特設会場に決定
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【PGO】Jbubu125duosを5月発売
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【鈴鹿8耐】ヤマハ、ロッシ選手の参戦を計画か
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RGTCって知ってる? じゃぁRGMCCは?
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小型二輪車新車販売、消費増税の反動減で38.8%減...3月
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BADLAND ホームページ、只今リニューアル中!!
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尊敬するライダーたち・・・一人目は?
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尊敬するライダーたち・・・一人目は?

www.takuma-gp.com Takuma AOKi Official Website
青木拓磨オフィシャルサイトです。
www.takuma-gp.com
私が尊敬するライダーの一人、それが青木拓磨さん。
東京都出身。1990年にロードレースデビュー。 元ロードレースライダー、現ラリー&GTドライバー。 1995年と1996年に全日本ロードレース選手権スーパーバイククラス2年連続チャンピオンを獲得。 1997年にはロードレース世界選手権GP500クラス(現motogp)に初フル参戦。初めてのコースでも戦闘力の劣る「ホンダNSR500V」で表彰台を獲得し、初参戦にして年間ランキング5位を獲得。 しかし、1998年に開幕前の栃木にあるホンダテストコースでテスト中の事故で脊髄損傷し、下半身不随となる。 怪我後はホンダ・レーシング助監督やテレビ等での解説、子供向けバイク教室などモータースポーツに関する精力的な活動を行なっている。 ここ数年は手動でアクセル・ブレーキ操作が可能なように改造を行った車で主にラリーレイドにも参戦している。2007年・2008年にはタイで行われたアジアクロスカントリーラリーに出場し、2007年には総合7位、2008年は総合19位・市販車改造ディーゼルクラス優勝の成績を残した。2009年にはダカール・ラリーに初参戦。
本人は日本国内での自動車レース参戦を強く望んでいたが、従来日本自動車連盟(JAF)は障害者に対するモータースポーツライセンスの発給に消極的で、2009年まではジムカーナ等単走競技への参加のみが可能な限定付きライセンスしか発給してこなかった(そのためレース活動も、前述のように日本国外でのラリーレイドをメインとせざるを得なかった)。これに対し拓磨本人も手動での車両操作機構の開発を引き続き進めると共に、友人である土屋武士らが中心となってJAFに対しライセンスの限定解除を求める働きかけを行った結果、2010年についにJAFによるライセンスの限定が解除され国内の自動車レース参戦が可能になった。
現在はレーシングドライバーとして、ダカールラリーやGTアジアに参戦するなどレースに出場し「優勝」することを目標に挑戦されている。また、未来を担う青年やハンディをもつすべての人に、「夢をあきらめない、挑戦し続けることの素晴らしさを伝えるべく、笑顔と勇気を届けるため、全国各地で講演会や訴求活動をしている。
ja.wikipedia.org
下半身不随になった今でもレーシングドライバーとしての夢に挑戦し続けながらも、モータースポーツを盛り上げるために貢献し続けているすごい人だと思う。
出会いはレン耐
元motoGPライダーなので、名前だけはずっと前から知っていたけど、その凄さを実感したのは友人に誘われて参加した青木拓磨さんが主宰するレンタルで参加できるミニバイクレース、Let'sレン耐だった。
Let's レン耐!
レンタルバイク耐久レースです
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膝すりを目標に練習している私ですが、時間もお金も無い一般的な普通の女子的生活をしている私には、中々サーキットに頻繁に練習に行くというのは難しく、街乗りの乗り方しかできない私。
それでも、サーキットを走れる機会があるなら走りたい。少しでも自分の経験にしたいと、恐る恐る参加したレン耐で、自分が目立って下手なのも認識しているから、他のバイクがサーキット上で自分の周りを走行しているのが怖い。そんな危険な状態で、膝をするなんで夢のまた夢。コーナー侵入時にほかのバイクの気配を感じれば、停車するレベルのブレーキング。
そんな私に『バイク乗ってて怖いでしょ?』と声をかけてくれたのが、車椅子姿の青木選手。
バイクに跨った時、どの部分に力を入れるか、どの分の力を抜くか、そんな事を簡単に教えてもらっただけで、周りのバイクが怖く無くなってビックリ(@_@)
バイクの乗り方は、今までも色んな人達に少しづつ教えてもらったけど、出来る人ってできない人の気持ちが分からなくなってるのが現実で、説明は理解できるけど、怖くてできないんです!!って思う事が多いけど、この人は本物なんだ!!と感動した瞬間。
下半身不随になってまで自分の夢に挑戦し続ける。そして、自分に出来る事を伝え続ける。そんな凄い人中々居ないと思う。
そんな青木拓磨選手の応援セミナー
ビジネスアスリートのための限界を超える技術|青木拓磨応援セミナー2015
半身不随の車いすドライバー青木拓磨の経験から「限界を超える」技術・テクニックを学ぶセミナー
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ビジネスアスリートのための限界を超える技術。青木拓磨応援セミナー2015が4月27日に両国KFCホールで開催されるらしいです。是非興味のある人は参加してみてはいかがでしょうか?

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