僕は自分では趣味が少ない、比較的つまらない仕事人間だと思って生きてきたが、人に言わせるとそうでもないらしい。
指を折って数えてみると、オートバイ、クルマ、ボクシング(鑑賞)、写真撮影(カメラ)・・。まあ、少ないこともないか。結果として、最近ではあなたは本当に多趣味ですね、と言われるようになっている。なんとなく釈然としないが、まあ、そういうことらしい。

唯一?欲しいもの。それはライカ

ただ、物欲はだいぶ少なくなった、と思う。欲しいものがあるか?と言われると非常に困るようになっているのだ。バイクもクルマも今のでいいし、四六時中Tシャツの僕は、衣服にもそれほどお金がかからない。

オートバイにしてもクルマにしても、新しいものに買い換えたいという欲求がない。今のバイクとクルマに、尋常ならぬ愛着を持っているので、それ以上の存在を見いだすことがないのだ。

ただ、カメラ(とレンズ)は、実はいつかは欲しい!と思うものがあった。それはライカ(LEICA)だ。
僕は一眼レフの重厚感も大好きだが、より好きなことがストリートスナップであり、手軽に撮れる小さなカメラは、ちょうどガンマンがライフルよりも腰に下げたリボルバーを偏愛するような気分で取り扱う。今はRICOHのGRを愛用しているが、いつかは欲しいと思うのは、やはりライカなのである。

LEICA M Edition 60

http://wired.jp/2014/09/27/leica-m-edition-60/

伝説に惑わされている、それは承知の上

正直なところ、いますぐ欲しいという気分でもないし、GRと比べても撮れる画の違いは、その値段ほどのものはないと思うので、真剣に考えたこともない。だからどのモデルが欲しいということもない。この写真のモデルは、たまたまWiredに掲載されていて、ちょっとデザインがかっこいいなと思った程度の関心である。

ただ、気軽に撮れるスナップショット用のカメラとして、最終的に一台持つならライカだろうと常に思っている。それは本職のフォトグラファーでも同じように思っているのではないか?マグネシウム合金の堅牢なボディと、ライカでしか撮れないと言われる味わい。それらは本当は誤解というか、単なる思い込みなのかもしれないが、クルマにおけるポルシェ911などに対する思い入れとほぼ同じだろう。

ロバート・キャパを始めとする、伝説的なフォトグラファーが愛用したというような伝説を鵜呑みにしているわけでもないのだが、いつかは自分の手元に置いてみたい道具。その筆頭に、確かにライカは位置しているのである。

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集