僕は年に100本の映画を観る。
同じ俳優を観ることも当然多いが、スカーレット・ヨハンソンはその中でもとても印象深い女優の一人だ。
今週の1枚、『LUCY/ルーシー 』も、ヨハンソン主演のSFサスペンスだ。
(ちなみに、先週観た『her/世界で一人だけの彼女 』のAIの声を演じていたのもヨハンソン だった)

LUCY/ルーシー

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スカーレット・ヨハンソン

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スカーレット・ジョハンソン(Scarlett Johansson, 1984年11月22日 - )は、アメリカ合衆国の女優、歌手。身長160cm。左利き。日本で多く見られる「ヨハンソン」という表記は父方の苗字のルーツであるデンマーク系の読み方である。

人間が脳を10%しか使っていないという都市伝説

実は嘘というか誤解らしいが、人間が脳の10%しか使えていないという”常識”は世界的らしい。
LUCYでは、ある組織の陰謀から偶然脳の能力を100%覚醒させてしまった女性が、超常能力まで手に入れてしまう。

同じようなテーマでは、ブラッドリー・クーパーが、製薬メーカーが密かに研究していた実験用のドラッグを手に入れることで、常人をはるかに超える集中力を得て成功者となる、ある作家を演じている(映画『リミットレス』)

リミットレス

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力を得たのはルーシーか、ヨハンソンか

LUCYはなかなかに面白い。『アベンジャーズ』のブラックウィドウ役でアクション女優としても十分に客を魅了できることを証明したヨハンソンにして、次はサイバーパンクというか、肉体だけでなく、精神世界というか若干LSD的な異常空間のヒロインとしても同じく魅力的であることが十分にわかる。

スカーレット・ヨハンソンは、日本のSFコミックの最高峰『攻殻機動隊』の実写映画で、主人公 草薙素子(白人が演じることからヒロインの名前も設定も大きく変わることが予想される)を演じることが決定している。
このLUCY役が、次の大役ゲットのきっかけになっていることは容易に推測できる。両者は肉体か義体かは別にして、非常に似通ったキャラクターだからだ。

160cmと、ハリウッド女優としては小柄な彼女だが、30歳を過ぎて、実にパワフルなキャリアパスを歩んでいる。本作でも、彼女の存在感は圧倒的であり、その魅力に引きつけられる。むしろ、ストーリーはどうでもいい、そう言ったらリュック・ベンソン監督にあまりに失礼だとしかられてしまうだろうが・・。

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集