打ち合わせ場所のカフェで、通路をふさぐあどけない幼女。
わたしが先よと、いうように軽く睨むので、大げさに道を譲ってあげたら、当然のように顎を上げて通り過ぎていきました。
訪問先にて。
いい感じの光についシャッターを押した。
掛けてある絵が傾いていて味があったが、わざとなのかどうか、聞きそびれた。
昼間は華やかさの欠片もない六本木。
久しぶりに。
偉そうなことは言えないが、単調な繰り返しの中に小さなリズムを置くことが構図選びの、一つのコツのように思う。小さな変化と言ってもいい。
それと、ストリートスナップでは特に、僕はモノクロが好きなんだが、それは色を落とすことで余計な情報を減らしてシンプルに情景をみてもらいたいからという意思表示になるから。引き算をすることで、結果として意味とか意思を足し算することになる。
よくランチに寄っていた246カフェのあったビル。
ビル自体はまだあったのか。早晩新しいビルに生まれ変わるのだけれど。
表参道ヒルズができる前のオモサンは、もっと低層階ではあったけど、これに近い外観のビルが並んでいて、レトロな雰囲気があったものだ。いまでも思い出す人は多いだろうけど、このビル単体だと、前はどんな場所だったか、すぐに思い出せなくなるだろうな。
外苑前。
大通りの側道というか、傍にそれる小道はなんとなくの風情がある。どうってことのない景色だけれど。
京都ってやたら電柱があるなあ、と思っていたんだけど、実際には東京、それも港区にだっていたるところに電柱がある。普段は気づかない、というより、気にしていない。気にしていないものは網膜を通じて映し出されていても脳内では再生されないか記録されていかない。
つまり、意識的に何かを見て、探していかなければ、実は真実を見いだすことはできない。
これもGRで撮影。
GRを使っているというと、いろいろな人から「いいですね」「欲しいと思っていた」と言っていただける。
一眼レフはCanon EOS 5D Mark IIIを使っていて、もちろんそれで撮った写真のほうが綺麗なのだけど、常に持ち運ぶにはGRがいい。撮れた画も質感があっていいし、僕はとくにモノクローム写真が好きなのだけど、コントラストが自然にいい感じになって手直し要らないところもよい。大きさが中途半端と指摘されたりもするけど(苦笑)、ほんといいカメラだと思う。