僕は横浜生まれだが、最近の横浜の名所はたいてい成人後に観光用として造られたもので、なじめないものばかりだ。だから中に入るより、外から眺める方が好きだ。
モノクロームで写真を撮ることは、見方によっては新しいテクノロジーや思想を否定することだ。
もともと白黒でしか撮影できなかったカメラの時代への、過度な懐古主義だと思うこともある。それは、最先端の遊びを好む子供たちを舞わせるDJが、CDでもなくiPodでもなくアナログのレコードに、価値を求めるようなものかもしれない。
ただ、情報過多な時代にあって、時として我々は膨大なデータの流れの中でコトの本質を見極めることが出来ずにいる。ならば敢えて必要か不必要かを問わず、直感的に手当たり次第に眼に映るものを削ぎ落としてみるほかないのではないか。
色という色を捨ててみると、そこには光と陰しかない。もはや意味を成さない二極の情報でしかない。
それでもそこになにか感じるものがあるとすれば、それは観る者にだけ与えられる福音なのだと思う。
仕事をしながら、ジョブズのインタビューを流している。
映画館でも観たので、4度目。
Wi-Fiと電源があるカフェは天国。
いまは本当に忙しくて、メールは移動中、アポイントとアポイントの合間にこうして作業するしかない。オフィスでしかできない仕事とか、銀行にいくなど、どうしても物理的に縛られる業務については必死に時間をやりくりしている。
愚痴でも弱音でもなく、ちょいとガス抜きw
というわけで、コーヒーではない飲み物をいただく次第です。
GRにはさまざまなエフェクトがあって、モノクロとかセピアとか、Instagramなどでいうフィルターを使っていろいろなテイストの写真を撮ることができる。
その中でも僕が好きなのは白黒TEと呼ばれるハイコントラストのモノクロームエフェクトと、この写真のようなブリーチと呼ばれる、銀塩写真に近いノイズを敢えて残したエフェクト。
KL時代。それも商社勤めの頃。
マレーシアではZZR1100、Zephyr1100、Zephyr750と乗り継いだ。
これは初代ゼファー。排気量を400cc から550ccにボアアップして、えらく速くなったのには感動した。
1台新車買えるくらい改造費にお金かけたなあ。若かったなぁw20年前だしなぁ。
その後ゼファーは、750、1100と乗り継いだけど、最初のこいつが一番印象深い。一緒に事故って入院したしねσ(^_^;)
若い頃の無茶はもうしないけれど、気分はそのままで、闘志を事業にぶつけている。
iPhoneで撮ったらしいパノラマだが、いつどこで撮ったものかわからない。
雨と光。
せっかく博多に行ったのに、それらしい場所には行けず、撮った写真もお国柄を表す情緒はゼロ。
いいんだよ、それでも僕はシャッターを押すから。