今月の撮影
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誰もが知っている起業家たちを、今月はさらに7人も撮影する。

一対一で見つめ合う瞬間の緊張感はたまらない。SEXより完全なものは妊娠か死くらいのものだが、それに近いエクスタシーがある。

酒を飲むより深い話ができると思う。

拳銃とライフル。GRと5D3。
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ゴルゴ13は護身用としてはリボルバーを愛用している。
リボルバーは時代遅れだが、万が一ミスファイア(不発弾)を起こしたときのリカバリーがオートマチックよりコンマ数秒速い。弾数より万一のときの安心を評価しているわけだ。
僕が自分の会社とサービス名をRevolverとしているのも、そういう安心感を与えられるようになることを願っているからだ。


話は変わるが、カメラで撮影することも銃を撃つことも、Shoot と言う。
近距離用には拳銃、遠距離にはライフルを使う。カメラの場合も、近距離=スナップショットで使うカメラと、かっちり狙って正確に撮るカメラは違う。
射撃風に言うと、スナップ(近距離)とスナイプ(遠距離)で使う道具が変わる。

僕の場合、スナップにはGR、スナイプにはEOS 5D Mark III を使う。

ちなみに超接近戦では拳銃よりナイフだ。僕の場合なら、GRを出す余裕がないときはiPhoneのカメラになる。
ケースバイケースで使う道具を変える、たとえ特定の道具を偏愛していたとしてもだ。最重要なことはターゲットを仕留めることだ。最後に均一な彩りと露出を表現された写真として印刷し、作品として仕上げることだ。

俯瞰する意識。
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俯瞰。鳥瞰ともいう。
高い位置に心を置いて、広く立体的に物事を見る。いや、観る。

遠くを見る、未来を観るのとは少し違って、現時点での自分の位置を軸に広く周辺を見て、その関係性を意識しながら観る。

カメラを操るように世の中を見ようと思うと、ついつい一点にフォーカスしてシーンを切り取ることばかり考えがちだが、時として俯瞰して、なんとなくでよいから全体を捉えて事象の位置関係を把握し、理解しようと考えることも必要である。

死んでもいいから闘争する。
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この写真は、KL時代、まあだいたい17ー18年前のものなんだがσ(^_^;)、カワサキの当時世界最速バイク ZZR1100に入れ込んでいた頃。

いまは知らないが、あの頃マレーシアで大型バイクに乗っている日本人は僕だけだったと思う。

大好きなキリンというバイク漫画の中で、死んでもいいから闘争する、というフレーズがあり、雨が降ってもツーリング、睡眠不足でも提案書、リスクがあっても勝負する、みたいな感じで、とにかく自分を鼓舞するときに、よくひとりつぶやいていた。

いまはバイクよりクルマに乗る方がはるかに多くなり、たまにベスパを乗るくらいになったが、それでも気分はバイク乗りのままだ。

ブラックボックス化するネットサービス
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僕はこのサイトを作っていて、さらにいうとこのサイトを作る為のツール(CMS)を開発していて、いっさいのプログラミングもHTMLも知らないし(いや、知ってはいるけどw)、使っていない。

このサイトのデザインやレイアウトは、しょっちゅう変えているが、それもすべて特別な知識を不要としない、CMSのインターフェイス上でやっている。

高度な編集や設定でも、若干の慣れはあったほうがよいが、それでも経験も訓練も不要である。

つまり、すべてのサービスがどんどんブラックボックス化し、特別な知識や資格の取得が無用になっていくのだ。

いまだに日本の60%の企業はWebサイトをもっていない。中小企業であればスマホに最適化されたサイトをもっているところは、ほぼゼロだ。
東南アジアあたりだと、この傾向はよりいっそう顕著だろう。

だからこそ、PCをすっ飛ばして、スマホ一つでクールで読みやすいインターネットサイトを作ることをブラックボックス化していくことに、僕らは大きな意義を感じるのである。

僕がバルタン星人だったなら。
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まあ、一番困ることは何事の勝負でもジャンケンでの決着を挑まれることだろうな。

避けて通れればそれに越したことないけど、どうしても受けざるを得ない勝負もあるだろう。

そのときは、フォッフォッフォゥと笑いつつ余裕をかましてやるしかない。
あれ、こいつ、もしかしてチョキ以外もだせんのか?と相手を疑心暗鬼にさせてやる。

奥の手というものは、あるかないかではなく、ありそうかどうか、なんだ。

朝の独り言。

エディトリアルデザインの時代、再び
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コンピューティングに対する我々の意識は、わずか数年で激変した。PC時代のコンピューティングのための画面は横長(英語ではLandscape)が中心だったが、モバイル時代となった現代では縦長(英語ではPortrait)が中心だ。また、Facebookは1年以上の時間をかけて検討した結果、モバイルアプリにおいてタイムライン上の写真や動画の表示面積を大きくした。このわずかな違いを小さく感じるか、大きく感じるかで、Webデザインやアプリケーション制作者としての適正がわかる。

映画「プラダを着た悪魔」では、硬派ジャーナリスト志望のヒロインであるアンディが、文芸誌で働くための足がかりとして、超一流ファッション誌の名物編集長のアシスタント職を得ることからはじまる。アンディは安物の服を着ていることになんの恥じらいもないが、周囲は彼女の出で立ちを嘲笑うというよりも、その無神経さに苛立っている。アンディの無知と無恥が、自分たちの業界全体の存在意義をおとしめていると感じるからだ。

アンディはランスルー(撮影前に、本番どおりに行なうリハーサル)の準備をしているスタッフたちが、ドレスの合わせるベルトの色を真剣に吟味している姿を見て失笑し、さらに皆の不快を買う。アンディには青いベルトの色の差異がどうでもいいように見えたが、実際はセルリアンとターコイズであり、ファッション業界に生きる人間にとっては真水と塩水くらいの大きな違いだからだ。

モバイル時代となり、我々のコンピューティング体験は縦へのスクロールのみでスワイプのような新しい動きに対応する必要が生じた。また、小さい画面だからといってフォントサイズや画像サイズを変えるユーザーは少なく、あらかじめ最適なサイズ感を制作者が考えて用意しなければならない。

つまり、PC時代にはユーザーがカスタマイズして利用する余地があればよかったが、モバイル時代の現在は制作者側みずからが最適なUI/UXやデザインを提供する必要があるわけだ。

GunosyやSmartNewsなどのキュレーションアプリの台頭をみてもわかるが、モバイル時代ではひと昔前の雑誌の世界と同じく、注意深く取捨選択された編集済みの情報を一方的に受け入れるユーザーが再び増えている。

サイズ感もコンテンツも、最良と感じさせてくれるのであれば、お仕着せのほうがよい。プラダを着た悪魔では「ランウェイ」という雑誌(モデルとなっているのは「Vogue」といわれている)がその役目をはたし、世界中の女性のファッションのビーコンとなるが、ニュースアプリでは関心があるであろうニュースをキュレートするアルゴリズムがその役割をはたす。

なんでも提供してユーザーの選択に任せるという手法はPC時代にはよかったが、モバイル時代になって小さい画面でインターネットを利用する層にはめんどうなだけだ。しかも、クールではない情報やデザインしか提供できないWebサイトやアプリケーションは、すぐに使われなくなる。モバイル時代のユーザーは、自身で環境を良くしようとはせず、良いモノを提供しているサービスを見極めようとするわけだ。クールなものを選ぶ目が進化しているといえよう。

スマートフォンが普及し、モバイル時代のユーザーが急増していることで、優秀なエディターの需要が一気に増えてきている気がしている。そのエディターとは人間である場合もあるし、高度にプログラムされたアルゴリズムである場合もある。

いずれにしても、スマートフォン中心のUIでは、制作者側が最初から最適化したUI/UXやデザインを提供することに意味がある。つまり、制作者側のセンスがますます問われる時代になったのだ。



WBS 3.0 vol.004 クラウドワークス 吉田浩一郎CEO on 9 July 2014
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#wbs30 


恒例のプライベートイベント WBS3.0(Web Business Shuffle)を、アップルストア銀座3Fシアターにて開催、ゲストの吉田浩一郎クラウドワークス社長の熱いトークが炸裂した。

「クラウドソーシングの国内市場は、ほぼ10兆円規模と見ている。海外の同業他社は、日本国内の特殊な商慣習に阻まれてなかなか入ってこられないので、彼らとの競争はほぼない。逆に、自分たちも海外に打って出るのは、それぞれの市場の条件に対してローカライズする難しさがあるので、簡単なことではないのだが、日本国内市場にこれだけの規模が見込めれば当分成長速度は鈍らない」

また、小川和也グランドデザイン&カンパニーCEOは、7月3日に発表した新サービスであるオムニチャネル・プラットフォーム「Gotcha!mall(ガッチャモール)」の紹介を行なった。
第1弾としてPARCOの参画が決定し、夏のグランバザールにあわせて、既に運用がスタートしているという。


僕からは、ソーシャルオウンドメディアプラットフォーム「Revolver」の新サービスである、Dinoの紹介を行なった。
Dinoは世界一簡単に、スマホからWebサイトを作成し、運営できるサービスだ。今後プロモーションを予定し、3年後には400万ユーザーを獲得する意向だ。



日本酒はお好きですか?
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僕は日本酒が苦手だ。
味も好きではなかったし、翌日に二日酔いになる確率が高いからだ。

しかし、最近Revolverコミュニティで日本酒スタイリストの島田律子さんの導きもあって、筋の良い蔵元さんのお酒をたくさん紹介いただき、それなりに楽しめるようになってきた。と、いうより、美味しいと感じるようになってきた。
十分すぎるほどオトナになったあとでも、心を常に開いていれば、新しい出会いと発見がある。

Do you copy?
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僕はタクシーに乗ると、するべきことが3つある。

一つは睡眠不足を解消するために15分以上乗るときはなるべく寝ること。
ストリートスナップならぬナップ、であるw。
昔は4時間睡眠で全然問題なかったショートスリーパーの僕だが、ここ数年は最低6時間、できれば7時間寝ないと頭が働かなくなったので、小刻みな睡眠で補うことはかなり重要なのだ。

二つ目はメールなどのチェック。
ユーザーサポートなどのメールや雑多な情報を含めると、1日200通くらいのメールに目を通すので、移動時間でこなさないとならない。僕はメールやメッセージの返信が早いという定評を受けているが、それはシャワーを浴びているとき以外はiPhoneを必ず携帯しているからだし、コレスポンデンスはスピードが命と思っているからである。これは商社時代に徹底的に叩き込まれた習慣だ。メッセージを預かって、返さないでいることは相手の時間を無為に奪うことなのである。だから僕は日々のメッセージの70%をiPhoneで行なっている。

三つ目は、スナップを撮ること。写真は趣味であると同時に、僕たちソーシャルメディアサービスのプラットフォーム開発に携わるものとしては、最も重要なコンテンツだ。自分たちのサイトや、お客様にフリーで使っていただけるような画像を撮りためたり、どういう構図ならば、使いやすくインパクトがあるかを研究する場でもある。
PCでは横=ランドスケープで撮影した写真のほうがいいし、スマホでは縦=ポートレイトのほうが使い勝手がいい。物理的な画面サイズや方向というのは意外なほどにデジタルコンテンツの消費傾向に影響を与えている。

ちなみに、タクシーで撮っていると、構図は自然と道路に対して斜めに流れるような写真になりがちだ。
また、どうしても背景にピントが合って、歩いている人が映ったとしても少しボケることが多い。顔が映らなくていい、という副効用があるw。

景色と、歩行者のバランスを考えながらも、あまり深くはとらわれずにとにかく枚数を撮る。A地点からB地点への移動の間に十数枚撮れば、それは連作としてのストーリーもたまには生まれるからだ。



自分が歩行中のときは、なかなか歩きスマホはマナー違反だからあまりできないが、スナップを撮るにも、一瞬立ち止まって周囲をちょっと気にしつつサクッと撮る。カメラのシャッターはランドスケープに最適な位置にあるので、どうしても普通の人なら80%の写真は横型になる。意識しなければ縦には撮らないだろう。

だが、逆にスマホでしか写真を撮らない人だと、縦に構えるからポートレイト、縦型の写真が多くなる。セルフィーの上手な撮り方を最近よくネットやTVで公開しているひとを見るが、1000%縦に構えている。

つまり、デバイスや、シチュエーションによって構図は影響を受けている。それによってネット上、ソーシャル上に流れるコンテンツの性格、見やすさなども変化をする。そういう些細なことを、自らどっぷりと浸かることで再発見し、再思案し、常に新しい時代に自分を置くことを考えていくのである。

写真とは、「写真とは、時間と場所を、光と陰で定着させてコピーすること」だ。ならば、自分自身をもそこにコピーする。コピーすることで、時代を意識し、理解していくのだ。
了解したか?了解した、というやりとりを、俗に"Do you copy?" "Copy that" と英語で言うが、Do you copy?」とは「情報を正しく複写したか?」=「 こちらの言っていることが伝わったか?」という意味の転用である。
僕もまた、写真を撮る、という行為を通じて、現在と未来の情報をコピーし、理解していく。そういうわけだ。

ココロ、ココニアラズ
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サービスのバージョンアップも追い込みで、何をやっていても、頭の中では繰り返しバグ潰しやUIの見直しをシミュレーション。
冷えたグラスが触れる空気を水滴に変えるように、ありとあらゆるモノをアイデアに変えたい。

今日から三期目。
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リボルバーは2012年7月30日の登記だが、6月決算なので、今日から3期目が始まったわけだ。

多くの皆様の支援と、まるで神の悪戯のような絶え間ないハプニングの繰り返し、そしてマジックのような都度の切り抜け方によって設立し、営業開始にいたったのがもう2年前と思うと非常に感慨深い。

ソーシャルオウンドメディアプラットフォームのRevolverもだいぶ開発が進み、安定してお客様のニーズにお応えできるレベルにまで仕上がってきた。開発メンバーの労苦に対して深謝したい。

同時に、理想を追うばかりに & 慎重が過ぎるばかりに、なかなか本格的にマネタイズに向けて事業のアクセルを踏もうとしない僕に対して、温かい支援を続けてきてくださっているステークホルダーにも大いに感謝している。

いま、RevolverのスピンオフプロダクトであるDinoも、いよいよ正式リリースを目の前にしている。今期こそ、迷いや怖れを投げ捨て、大きな勝負に出たいと思っている。

Revolverは、アジアにおける最善・最良のオウンドメディアプラットフォームを目指しています。

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